2026年3月27日、中部地中熱利用促進協議会主催の「次世代ZEB空調システム見学会」に参加しました。
訪れたのは、岐阜市柳津に竣工した総合電気工事会社「りゅうでん株式会社」の新社屋です。同施設は年間エネルギー消費量を108%削減し、ZEB基準を達成しています。県産材CLTを用いた木造建築で、広い緩衝帯や床吹き出し空調の採用により、室内機が見当たらない美術館のような開放的で温かみのある空間を実現していました。
オーナーの松田英文代表取締役からは、環境負荷低減と県産材活用への強いこだわりが語られ、トップの決断力がこの先進的な社屋を形作ったことを実感しました。
運用報告では、設置者のゼネラルヒートポンプ工業より、SCOP※冷房期 5.6、暖房期3.7という高い省エネ実績が示されました。一方で、夜間電力と太陽光発電のミスマッチ解消といった、利用形態に応じた柔軟な運用への課題も共有され、地中熱利用の可能性と深化を再確認する有意義な機会となりました。
※井戸揚水ポンプの電気使用量を除く




