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第13回通常総会を開催しました

2025年5月31日(土)、ハートフルスクエアG(岐阜市橋本町1丁目10番地23)において、当NPO法人地中熱&地下水資源活用NETの第13回通常総会を開催しました。

 

総会には14名の会員が出席し、2024年度事業報告及び事業会計収支報告並びに2025年度事業計画及び事業会計予算などの議案が承認されました。

2025年度も地下水の持つ熱エネルギー・地中熱の利用普及、貴重な水資源である地下水の保全と活用をテーマに活動してまいります。

 

引き続き、当NPO法人理事 柴芳郎さんより「極寒冷地モンゴル国ウランバートル市における地中熱・太陽熱ハイブリッドヒートポンプ暖房システム実証」と題して話題提供がありました。

 

本事業の背景には、モンゴルウ国ウランバートル市は、冬期の最低気温が-30℃に達する極寒冷地で、空調暖房は使えず暖房は石炭に依存しており、大気汚染及に伴う健康被害びCO2の排出という深刻な課題を抱えていることがあるとのことです。

そこで、再生可能エネルギー活用による大気汚染防止とCO2排出量削減を目的として、ゼネラルヒートポンプ工業(株)とウランバートル市が協同し、安定した地中熱ヒートポンプと太陽熱を活用する実証事業を行いました。

その結果、石炭ボイラーと比較して84%のCO2削減効果、89%のSO2削減効果が認められたことが紹介されました。

 

一方、本事業は計画段階から困難を極めたようです。

日本と文化や技術が大きく異なる上に、新型コロナウィルス感染症の世界的大流行をはじめ、外的要因によるアクシデントが度重なり、それでも事業完了に導いた柴さんの強い責任感や危機管理能力に感銘を受けました。

総会で香田理事長のあいさつ
総会で香田理事長のあいさつ
話題提供では波乱万丈のエピソード紹介も
話題提供では波乱万丈のエピソード紹介も
話題提供する柴理事
話題提供する柴理事